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柳河藩第9代藩主・立花鑑賢公の藩学として創立された伝習館は、令和5年(2023年)に創立200年を迎えた長い歴史と伝統を誇る学校です。伝習館の名前の由来は「論語」学而篇の中の「伝不習乎」にあります。これは、教える側からは「習はざるを伝ふるか」、教わる側からは「伝へしを習はざるか」と読むことができます。学びの場において、教師も生徒も常に誠実であること、これが伝習館の教育に受け継がれる伝統です。
伝習館では教師が一方的に講義を行う従来型の授業から脱却し、個人で深く考えたり、他者と意見を共有したり、自分の考えを発表したりするアクティブ・ラーニング型授業を展開しています。生徒が主体的に課題や問題に取り組む中で、新たな大学入試に対応できる力を育てます。
伝習館では生徒が自分の思いを他の生徒の前で発表するスピーチコンテスト、興味のあることについて様々な手法を用いて研究し、成果をプレゼンテーションする課題研究など、体験・発表の機会を多く設定しています。自らを深く考えて探究し、表現する力を伸ばします。
新たな大学入試では、自分の学びを記録した「活動報告書」等の提出が求められます。伝習館では、学びの履歴を記録し、学んだことを振り返るとともに将来の学びの改善や自己の成長につなげていくポートフォリオを活用しています。様々な探究・体験活動に取り組み、強靭な人間力を身につけることができます。
伝習館では、学習手段としてICTを活用できる教育環境を整備しています。現在、各HR教室に大型掲示装置(プロジェクタ型電子黒板)の導入や校内全域にWi-Fi環境の整備がなされており、ICTを活用した授業が実施されています。また、新型コロナウイルス等の感染症や自然災害等の緊急時における学習の継続や様々な学習上の困難を持つ生徒への「学びの保障」のため、オンラインによる授業配信を実施するなど、ICTの持つ特性を最大限活用する取り組みを実施しています。
伝習館は、将来世界を舞台に活躍が期待される生徒が多数在籍する「グローバル人材育成強化校」に指定されています。生徒が英語でコミュニケーションを図る機会を確保し、論理的思考力、判断力及び表現力に加え、実践的な英語力を身につけたグローバル人材となるための「英語イマージョン教育(英語以外の授業において英語で授業を行う)」を実施しています。
新校舎 2009年〜
旧校舎 1900年〜2008年
伝習館高等学校は約200年という長い伝統がある学校ですが、古くからの伝統を大切にしながらも時代の流れに合わせて新しいものを積極的に取り入れる気風のある、「伝統と革新」を体現する学校です。