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館長挨拶



館長 葉玉 千賀子
   この度は伝習館高等学校ホームページをご覧頂き、誠にありがとうございます。
  第43代館長として令和3年4月に着任いたしました、葉玉千賀子と申します。本校を代表して一言御挨拶申し上げます。

本校は柳川藩第9代藩主立花鑑賢(たちばな あきかた)公によって文政7年(1824)に創設された藩学をその起源とし、今年で198年を迎える歴史と伝統を誇る学校です。更にその淵源を辿ると、柳川藩が生んだ儒学者安東省菴(あんどう せいあん)先生の家塾にあり、実に300年を超える歴史を有します。鑑賢公は藩学の教育を行うにあたり、白鹿洞書院掲示を用いたと伝えられます。本校の起源を語る歴史遺産として、鑑賢公が板刻したとされる白鹿洞書院掲示が本校の玄関に飾られています。

校名「伝習館」の由来は、論語(学而篇)にある『曾子曰く、「吾、日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、伝えて習わざるか」と。』にあります。「伝習館」の元となった「伝不習乎」の部分は、新注によると「伝えて習わざるか」と読み下し、その意味は「先生に教えて頂いたことを自分のものとして習熟するため、重ねて復習・練習することに怠りはなかったか。」となります。即ち、学ぶ者に相応の心構えを求めるものです。また、古注によれば「習わざるを伝えしか」と読み下し、その意味は「自らがよく理解していないことを、弟子や後輩に伝授しなかったか」となり、先達に相応の心構えを求めるものです。学ぶ場における師弟ともに誠実であることを願うものであり、校訓にも結びついています。

柳川藩の初代藩主である立花宗茂(たちばな むねしげ)公は「忠義の武将、ぶれない生き方」と表現されることが多く、複数の作家がその作品で取り上げています。中でも、郷土が生んだ歴史作家である葉室麟氏はその作品「無双の花」の中で、「立花の義とは、裏切らぬことでございます」と、宗茂公の妻誾千代(ぎんちよ)の台詞として表現しています。

本校が県立に移管した時に校章「三稜」が定められ、伝習館教育の基本である「三稜精神」、つまり「知・徳・体の調和の取れた教育」を表すものとされました。校訓「明朗、誠実、剛健」もそれに繋がるものであり、郷土の詩聖北原白秋作詞の「星座よ輝け 我がこの柳河」で始まる校歌にもその思いが込められています。そして、その底流にあるものは、藩校「伝習館」を生んだ「立花の義」であろうと考えます。「人を大切にし、決して裏切らない」ことを心にとめ、「大切に育てます、丁寧に育てます、挑戦する心を育てます」の3つのTをモットーに、全教職員で「チーム伝習」として力を尽くしていく所存であります。

昨年度は世界中を震撼とさせたコロナウイルス感染拡大に翻弄されました。学校現場では臨時休校が解除となった後も、絶えず感染状況を注視しながら教育活動を行ってきました。可能な限りの活動を実施したいという思いはもちながらもやむなく学校行事の中止や縮小という苦渋の決断も必要でした。今なお予断を許さない状況下にありますが、緊張感を持ちつつも創意工夫を凝らして昨年度の分まで、全員で「再起動」を合い言葉に「学力向上の再起動・人間力向上の再起動・教師力向上の再起動」を行っていく所存です。学校生活を送ることができることに感謝しつつ、生徒も教職員もわくわく楽しみながら笑顔で自らのなすべきことに邁進していきます。当ホームページには、長い歴史と伝統に守られた学び舎で生き生きと活動する生徒達の姿や、教職員と同窓会・地域の方々等のご支援を頂きながら練り上げられた充実した教育内容を報告しています。本校の魅力を感じ取って頂けることを願い挨拶といたします。


令和3年4月  

館長 葉玉 千賀子(はだま ちかこ)


福岡県立伝習館高等学校〒832-0045福岡県柳川市本町142
Tel:0944-73-3116 Fax:0944-73-6496
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