伝習館高校の1年生が現在、興味深い課題研究に取り組んでいます。 2月28日(木)、南九州大学の名誉教授であり、柳川水郷庭園保存機構の代表も務める永松義博先生から、彼女たちは柳川の庭園に関する貴重な講義を受けました。 昨年の11月、椿原町に位置する松本邸庭園での清掃ボランティア活動に参加した女子生徒4人が、柳川の庭園に興味を持ち、この講義が実現しました。
永松先生は、「柳川には堀割の水を引き入れた40余りの庭園がある。イタリアのヴェニスに負けない『水の都』であり、現在それらの庭園が消えていっているのが現状です。 行政に頼るのみでなく、我々が庭園の存続に関する活動を発信し、柳川市民に庭園への関心を持ってもらうことが最も重要です。」 また、「柳川の庭園は、庭の中に入って観て、水に触れてもらい、感じてもらうことが大切。 特に若い世代にその庭園の魅力を伝えたい。」と述べられ、地元の高校生に庭園の魅力について話すことが一番喜ばしいと述べられました。
この講義を受講し、生徒たちは柳川の庭園に新たな興味を持つだけでなく、今後も庭園に関する研究や活動に取り組み、地域の貴重な文化遺産を守り育てるために努力することを決意しました。
彼女たちの今後の取組が、庭園の将来を明るくする一助となることを期待しています。 ≫当日の講義の様子はコチラからご覧になれます。 |
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