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【新着一覧】

2018年12月23日
ニホンウナギを111尾,柳川掘割に放流!! 伝習館高校自然科学部生物班新着

2018年11月17日
生物班 ニホンウナギ稚魚を339尾,柳川掘割に放流新着

2018年11月2日
平成30年度父母教師会講演会(奨学委員会主催)を開催しました.

2018年10月1日
平成30年度西南学院大学・北九州予備校視察研修報告

2017年12月2日
平成29年度 花いっぱい運動活動報告

2017年8月8日
平成29年度父母教師会視察研修のご案内

2017年2月3日
保護者の皆様に「三稜鍋」を提供していただきました。

2016年11月4日
平成28年度父母教師会講演会

2016年10月4日
平成28年度 九州大学 視察研修報告

2016年8月25日
平成28年度父母教師会視察研修について

2016年5月2日
平成28年度 父母教師会総会開催

2016年2月5日
マラソン大会時に三稜鍋(豚汁)の炊き出しを行いました

2016年1月15日
父母と教師のレクリエーション大会

2015年11月14日
花いっぱい運動を行いました。

2015年11月5日
父母教師会講演会「キャンサーギフト~がんからの贈り物~」

2015年10月2日
九州大学視察研修を終えて

2015年9月28日
平成27年度 総合的な学習の時間 「よのなか講座」について

2015年9月1日
PTA行事のページについて

2018年12月23日

ニホンウナギを111尾,柳川掘割に放流!! 伝習館高校自然科学部生物班新着

 平成30年12月23日,伝習館高校自然科学部生物班は,ニホンウナギ稚魚を111尾,柳川市立図書館前の柳川掘割に放流した.

 放流したニホンウナギは,平成30年1月から6月に矢部川流域で伝習館高校の生徒が特別採捕した898尾のシラスウナギを生物実験室で60cm水槽に落葉を入れて水質を安定させ,冷凍アカムシを与えて飼育し,0.5g以上に成長した個体である.12月23日までに0.5gに満たない72尾は伝習館高校で継続飼育している.伝習館高校ではできる限り放流された環境に適応できるように若い稚魚を放流しているが,これは柳川掘割で5年から15年育ち,マリアナ海溝周辺海域のニホンウナギの産卵所に帰る能力を維持したまま大きくなってほしいという想いも込められている.

 放流の取組は特別採捕許可をお持ちの九州大学農学部准教授の望岡先生から特別採捕許可書に採捕者として伝習館高校の生物部員を登録していただいた平成27年から行っている.現在までに下の表の通りである.

表1

放流年

放流個体数計

特別採捕個体計

平均体長(mm)

平均湿重量(g)

備    考

2015年

52

62

92.8

0.81

2015年4月1日より許可

2016年

590

669

91.1

0.68

 

2017年

992

1614

92.0

0.69

 

2018年

667

898

87.9

0.65

 

合  計

2301

3243

 

 また,石倉かごで12月23日の13尾,私たちが放流したニホンウナギの稚魚を再捕獲した.再捕獲したニホンウナギ稚魚にはイラストマー蛍光色素を用いて個体識別ができるようにして再放流した.

 今までに再捕獲したニホンウナギは,以下のとおりである.

表2

再捕獲したニホンウナギ

個体数

再捕獲個体2016年12月

1

再捕獲個体2017年3月

1

再捕獲個体2017年8月

0

再捕獲個体2017年10月

3

再捕獲個体2017年12月

30

再捕獲個体2018年3月

2

再捕獲個体2018年8月

0

再捕獲個体2018年11月

1

再捕獲個体2018年12月

13

合計

51

 平成30年は,シラスウナギの採捕は少なかったものの,部員が工夫し,水槽内に落葉を入れることで平成29年のウナギ稚魚の死亡率40%から19.9%に減少した.その結果現在までに667尾放流できた.


表2からも分かるようにニホンウナギの再捕獲は冬期に限られている.このことから,水温が低下した時だけニホンウナギ稚魚がじっと動かないことが考えられるので,水温データロガーを石倉かごに設置した.


石倉かごの引き上げの時には1㎏程の石が160個から180個詰め込まれたカーボン製の目の粗い網を囲むように,目の細かい網を引き上げて作業を行う.普段は目の粗い網の間を魚類は自由に移動できるが引き上げの時は,石倉かごにいる魚類を逃がさないためである.


引き上げられた石倉かごにブルーギル(L. macrochirus)の稚魚が沢山いた.ブルーギルは特定外来生物で個人で飼育したり生きたまま移動したら300万円以下の罰金刑に処される.リリースもできないので処分した.柳川掘割には特定外来生物も多い.

 


放流は近くの小学生を集めて行う.また,今回も柳川市の水路課と観光課の職員の方が参加していただいた.


汲み終えた石倉かごの上で,ウナギ稚魚が泳ぎ出す瞬間である.下に見えるように,石倉かごは,魚の出入り自由である.モニタリングの時だけ,下部に織り込んである目の細かい網を引き上げる.

 
再捕獲したウナギ稚魚は鉄片探知機に反応したので,すべて私たちが放流したウナギである.再捕獲した13尾のウナギには,麻酔をかけて,湿重量,体長,肛門長を測定した後でイラストマー蛍光色素で個体識別をして再度放流する.

 

私たちの取り組みは笹川平和財団海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成を受けている.

 

 

 


福岡県立伝習館高等学校
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