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【新着一覧】

2019年8月23日
伝習館高校自然科学部が放流したウナギが46cmに成長し釣り上げられた新着

2019年8月2日
伝習館高校自然科学部九州地方ユースSDGsフォーラムに参加新着

2019年7月27日
伝習館高校自然科学部京都大学森里海キャラバン芦生研究林ワークショップに参加新着

2019年7月20日
伝習館高校自然科学部と伝習館同窓会みやま支部共同の飯江川視察新着

2019年7月19日
伝習館高校自然科学部が第53回ウナギ供養祭に参列新着

2019年7月8日
うな丼の未来7(東京大学にて)で伝習館高校自然科学部発表新着

2019年6月26日
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2019年6月2日
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2019年5月28日
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2019年5月25日
京都大学フィールド科学教育センターとの高大連携キャラバンキックオフ!伝習館高校自然科学部新着

2019年5月20日
令和元年度,最初のニホンウナギ稚魚の放流!伝習館高校自然科学部新着

2019年5月19日
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2019年5月5日
絶滅危惧ニホンウナギ稚魚,シラスウナギの特別採捕,伝習館高校自然科学部

2019年4月28日
演劇部3年生引退公演

2019年3月28日
自然科学部,平成31年度日本水産学会春季大会高校生発表で2年連続「奨励賞」受賞・東京同窓会との交流・「セシウムと少女」監督の才谷遼監督との会食を行いました新着

2019年2月23日
九州大学望岡研究室との共同研究「二丁井樋の仮説魚道でシラスウナギが柳川掘割に遡上するのか検証する!」新着

2019年1月27日
WWFジャパン北部九州高校生ワークショップに自然科学部参加

2018年9月10日
高文連 筑後地区美術・工芸展において特選受賞

2018年8月31日
芸術部(美術) 高文連県実技講習会に参加

2018年8月19日
書道部「書のパフォーマンス」イベント出演

2018年8月18日

生物班は,ニホンウナギ稚魚197尾放流!放流の様子はNHKで8月19日,放送!

 平成30年1月から6月までに矢部川流域で特別採捕したシラスウナギ898尾のうち,0.5g以上に育った197尾を柳川市立図書館(あめんぼセンター)前の柳川掘割に放流しました。

 ニホンウナギの産卵がマリアナ海溝周辺の海域で行われていることを半世紀以上の研究者のたゆみない努力で明らかになったことは記憶に新しいことですが,私たちは,放流したニホンウナギに生まれ故郷のマリアナ海溝に帰ってもらい,産卵してほしいという想いを込めて放流しています。

 今までもニホンウナギ成魚の放流は色々な場所で行われていますが,ニホンウナギが日本や韓国などで育ち,どのようにしてマリアナ海溝まで行っているのかまだわかっていません。また,養殖されたニホンウナギにはマリアナ海溝周辺のウナギの故郷まで帰る能力があるのか疑問を持っている研究者もたくさんいます。

 ですから,私たちはできるだけ若いニホンウナギ稚魚を柳川掘割に放流しています。

 放流前には全個体の湿重量,全長,肛門長を測定し,0.5g以上の放流予定個体には鉄製の太さ0.2mm,長さ2mmのワイヤータグを腹腔内に挿入して,私たちが放流した個体と分かるようにして放流します。ワイヤータグの装着場面は8月10日朝日新聞の筑後版で記事にしていただいています。

 

平成30年度特別採捕シラスウナギ個体数:898尾

8月まで生き残ったウナギ稚魚個体数:738尾

8月に0.5g以上に成長し,8月18日に放流する個体:197尾

8月に0.5g未満で継続飼育する個体:541尾

 

 以上のデータより,2017年の死亡率が40%であったことに対して,今年の死亡率は18%と死亡率が極端に低くなっています。これは,今年4月から水槽の底質環境を自然の砂と落葉を入れたことで死亡率が低下したものと考えています。底質の環境実験についてデータがまとまり次第報告します。もう少しお待ちください。

 

 放流直前にあめんぼセンター前に設置している石倉かごをねぐらとして使っている水生生物のモニタリングを行いました。モニタリングでは1m四方のグラスファイバーのかごに入った石を取り出す作業を行うときに人手が必要なのですが,SPERA森里海・時代を拓くの待鳥さん,帝京ロンドン学園の川﨑君,卒業生の松延君が手伝ってくれました。

  私たちが苦戦しているところを見かねて児童文学作家の阿部夏丸さんが,掘りにドボンッと飛び込み手伝ってくれました。阿部さんは,「おーっつ,ニュルッとするものが手にあたったぞー」と,とても楽しそうに作業していただきました。きつい作業ですが,ウナギが入っていないかという期待もありとても楽しく作業ができました。

 

 阿部夏丸さんは写真中央で帽子をかぶっていらっしゃいます。

阿部さんに,「だんだん堀に入る生徒が少なくなりました。」といったら,「小さい頃堀で遊んでないんじゃないでしょうか。こんなに楽しいのに。」と,おっしゃいました。夏丸さんの話を聞いていると,子供たちが自然の中で遊ぶことが少なくなったことによって,犯罪の増加や公共心の欠如など様々な問題がこれから起こってくる可能性があるな,と,考えました。 

 夏丸さんは8月19日のシンポジウムで基調講演をしていただきます。1日来柳を早めていただき,私たちの取り組みに参加していただきました。


モニタリングでは,私たちが放流したウナギが再捕獲できることを期待していましたが,2基の石倉かごにはオヤニラミ,ムギツク,モツゴ,ドンコなどの掘割の魚類が捕獲できました。


これが新しく設置した石倉かごです。


小さいですが,オヤニラミです。


放流するニホンウナギの稚魚です。

放流は近くの子供たちと一緒に行います。

8月18日の放流では,柳川市副市長の酒見勇次さんが母校の後輩たちを激励してくださいました。酒見副市長にも放流していただきました。


沢山の子供たちと一緒に放流しました。

東京から来ていただいたパルシステムの秋山さんも,子供たちを集めてくれました。現在使っている石倉かごはパルシステムから寄付していただいています。

放流の様子は,NHK九州で8月19日朝6:56分~,7:46~2回放送されました。

九州大学農学部の望岡典隆先生,京都大学名誉教授の田中克先生,いのちのたび博物館の日比野さん,阿部夏丸さん,酒見副市長様,多くの参加者のおかげでとても楽しい放流になりました。

今回放流した197尾は柳川掘割で5年から15年育ち,また故郷のマリアナ海溝周辺海域に戻って産卵してくれることを祈っています。

私たちの研究は,笹川平和財団海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成を受けています。


 

 

 

 


福岡県立伝習館高等学校〒832-0045福岡県柳川市本町142
Tel:0944-73-3116 Fax:0944-73-6496
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