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【新着一覧】

2019年3月28日
自然科学部,平成31年度日本水産学会春季大会高校生発表で2年連続「奨励賞」受賞・東京同窓会との交流・「セシウムと少女」監督の才谷遼監督との会食を行いました新着

2019年2月23日
九州大学望岡研究室との共同研究「二丁井樋の仮説魚道でシラスウナギが柳川掘割に遡上するのか検証する!」新着

2019年1月27日
WWFジャパン北部九州高校生ワークショップに自然科学部参加新着

2018年9月10日
高文連 筑後地区美術・工芸展において特選受賞

2018年8月31日
芸術部(美術) 高文連県実技講習会に参加

2018年8月19日
書道部「書のパフォーマンス」イベント出演

2018年8月18日
生物班は,ニホンウナギ稚魚197尾放流!放流の様子はNHKで8月19日,放送!

2018年8月2日
平成30年度 高文連演劇部門筑後地区夏期ゼミナール

2018年6月26日
生物部「第20回日本水大賞」の文部科学大臣賞を受賞しました

2018年6月7日
「絶滅危惧種ニホンウナギを食べて命の繋がりを実感する会」を今年もやりました

2018年5月31日
日本文化部茶華道部門

2018年5月27日
生物部 福岡女子大の竹内亮先生と女子の学生さんとのワークショップを行いました

2018年5月12日
生物部 京都大学の田川正朋先生からウナギ稚魚の生態実験の指導を受けました

2018年5月5日
演劇部3年生引退公演

2018年4月25日
弁論・放送部 松浦さんを全校生徒が壮行会で激励!!

2018年4月21日
やながわ有明海水族館一日館長を生物部が務めた~館長小宮君のもとでの修業~

2018年4月15日
生物部「アサリ収穫祭」有明の本物のアサリを獲って味わう

2018年4月12日
茶華道部門 新入生歓迎のお茶会

2018年4月7日
「高校生のための森里海連環学入門」京都大学名誉教授田中克先生の講義

2018年4月4日
柳川有明海水族館セミナーに生物部が参加

2018年5月12日

生物部 京都大学の田川正朋先生からウナギ稚魚の生態実験の指導を受けました

 自然科学部生物班は,5月12日(土)京都大学農学部海洋生物増殖学,魚類のホルモンの研究をされている田川正朋先生からニホンウナギ稚魚の生態実験の指導を受けました。

 今年の生物班の実験は主に2つ,二丁井樋の開門を後押しするためのイネの耐塩実験と飼育中にウナギ稚魚の死亡率を低下させるために水槽の底質環境を研究しています。

 5月12日に京都大学から田川正朋先生にお越しいただき,先生のご研究の講義と伝習館高校でウナギ稚魚を飼育している水槽を観察されて死亡率を減らすためのアドバイスをいただきました。

田川先生は,カレイの変態異常個体のホルモンとストレスを加えた場合に分泌されるコルチゾル(糖質コルチコイドの一種)の研究を進められています。私たちのウナギ稚魚の死亡率を減らすため水槽内の環境を改善するための研究に参考になると,ご自身の研究を私たちに話していただきました。
 


魚類は多産多死型の生存曲線になります。この場合,産卵した卵は非常に小さく,一腹で100万個以上になります。成体(子孫を残すことができる個体)まで育つのは,そのうちのごくわずかで2~3個体になり,大きさは10万倍以上になります。そのために大きさに応じて生活の仕方を変える必要があります。それが変態するメリットです。

 


多くの魚類は,仔魚期にはプランクトン生活を送りますが,餌を獲るようになると遊泳能力を発達させながら稚魚から成魚になります。

 


このように,仔魚はプランクトン生活に適した形態をしています。

 


一般に「左ヒラメに右カレイ」といわれていますが,目の移動が逆になった右ヒラメと左カレイです。これらの変異体は目のある側が裏側の特徴であるウロコの形状と色が白くなります。

 


変異体にはいろいろなバージョンがあり,ホシガレイでたくさんの変異体を観察しました。

 


また,仔魚に恒常性ホルモンを与えると稚魚に変態することも分かっています。

 


変な形のカレイは甲状腺ホルモンの出る時期がおかしいことも分かりました。

 


カレイにストレスを与えると体色が黒くなることも分かりました。

 


ストレスを加えるとコルチゾルというホルモンが分泌されます。コルチゾルは糖質コルチコイドの一種で,魚類では鉱質コルチコイドの役割も果たします。

 ◎コルチゾルを与えて体色が黒くなるのであれば,ストレスで黒くなるといえそうです。

 


 ◎コルチゾルは,魚類が生活するうえでは,マイナスの働くホルモンですが,短期間のストレスに対しては良い作用を起こすと考えられます。

◎敵に襲われている緊急時に,わざわざ増加させないで良いようなことをコルチゾルを分泌して抑制していると考えられます。

ストレス?コルチゾルの分泌

   食欲減少?成長が抑制

   免疫系も抑制?病気にかかりやすくなる

 教えていただいたことは,私たちのウナギの死亡率を減らすためにも役立てることができます。

 


 このサンプルは,田川先生にお持ちいただいたカレイの変異体です。上が白い個体,左カレイ,下が黒い個体や,黒く変色した個体です。

お忙しい時期にわざわざ柳川にお越しいただき,田川先生ありがとうございました。

 

なお,この企画には,笹川平和財団海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成金を使わせていただいています。

 

 

 

 


福岡県立伝習館高等学校〒832-0045福岡県柳川市本町142
Tel:0944-73-3116 Fax:0944-73-6496
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