ホーム  >  生徒会・部活動紹介 [ 文化部活動報告 ]
04|2018/05|06


12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031

カレンダーと同期
【新着一覧】

2019年8月23日
伝習館高校自然科学部が放流したウナギが46cmに成長し釣り上げられた新着

2019年8月2日
伝習館高校自然科学部九州地方ユースSDGsフォーラムに参加新着

2019年7月27日
伝習館高校自然科学部京都大学森里海キャラバン芦生研究林ワークショップに参加新着

2019年7月20日
伝習館高校自然科学部と伝習館同窓会みやま支部共同の飯江川視察新着

2019年7月19日
伝習館高校自然科学部が第53回ウナギ供養祭に参列新着

2019年7月8日
うな丼の未来7(東京大学にて)で伝習館高校自然科学部発表新着

2019年6月26日
二丁井樋のシラスウナギを登攀させる簡易魚道の撤去!伝習館高校自然科学部新着

2019年6月2日
飼育中のニホンウナギ水槽の水質検査!伝習館高校自然科学部新着

2019年5月28日
ウナギを捌きウナギを食べて柳川の食文化と命の繋がりを学ぶ-伝習館高校自然科学部新着

2019年5月25日
京都大学フィールド科学教育センターとの高大連携キャラバンキックオフ!伝習館高校自然科学部新着

2019年5月20日
令和元年度,最初のニホンウナギ稚魚の放流!伝習館高校自然科学部新着

2019年5月19日
長さ25cmほどのウナギの稚魚が発見!市民からの情報で!伝習館高校の南門の水路で!新着

2019年5月5日
絶滅危惧ニホンウナギ稚魚,シラスウナギの特別採捕,伝習館高校自然科学部

2019年4月28日
演劇部3年生引退公演

2019年3月28日
自然科学部,平成31年度日本水産学会春季大会高校生発表で2年連続「奨励賞」受賞・東京同窓会との交流・「セシウムと少女」監督の才谷遼監督との会食を行いました新着

2019年2月23日
九州大学望岡研究室との共同研究「二丁井樋の仮説魚道でシラスウナギが柳川掘割に遡上するのか検証する!」新着

2019年1月27日
WWFジャパン北部九州高校生ワークショップに自然科学部参加

2018年9月10日
高文連 筑後地区美術・工芸展において特選受賞

2018年8月31日
芸術部(美術) 高文連県実技講習会に参加

2018年8月19日
書道部「書のパフォーマンス」イベント出演

2018年5月12日

生物部 京都大学の田川正朋先生からウナギ稚魚の生態実験の指導を受けました

 自然科学部生物班は,5月12日(土)京都大学農学部海洋生物増殖学,魚類のホルモンの研究をされている田川正朋先生からニホンウナギ稚魚の生態実験の指導を受けました。

 今年の生物班の実験は主に2つ,二丁井樋の開門を後押しするためのイネの耐塩実験と飼育中にウナギ稚魚の死亡率を低下させるために水槽の底質環境を研究しています。

 5月12日に京都大学から田川正朋先生にお越しいただき,先生のご研究の講義と伝習館高校でウナギ稚魚を飼育している水槽を観察されて死亡率を減らすためのアドバイスをいただきました。

田川先生は,カレイの変態異常個体のホルモンとストレスを加えた場合に分泌されるコルチゾル(糖質コルチコイドの一種)の研究を進められています。私たちのウナギ稚魚の死亡率を減らすため水槽内の環境を改善するための研究に参考になると,ご自身の研究を私たちに話していただきました。
 


魚類は多産多死型の生存曲線になります。この場合,産卵した卵は非常に小さく,一腹で100万個以上になります。成体(子孫を残すことができる個体)まで育つのは,そのうちのごくわずかで2~3個体になり,大きさは10万倍以上になります。そのために大きさに応じて生活の仕方を変える必要があります。それが変態するメリットです。

 


多くの魚類は,仔魚期にはプランクトン生活を送りますが,餌を獲るようになると遊泳能力を発達させながら稚魚から成魚になります。

 


このように,仔魚はプランクトン生活に適した形態をしています。

 


一般に「左ヒラメに右カレイ」といわれていますが,目の移動が逆になった右ヒラメと左カレイです。これらの変異体は目のある側が裏側の特徴であるウロコの形状と色が白くなります。

 


変異体にはいろいろなバージョンがあり,ホシガレイでたくさんの変異体を観察しました。

 


また,仔魚に恒常性ホルモンを与えると稚魚に変態することも分かっています。

 


変な形のカレイは甲状腺ホルモンの出る時期がおかしいことも分かりました。

 


カレイにストレスを与えると体色が黒くなることも分かりました。

 


ストレスを加えるとコルチゾルというホルモンが分泌されます。コルチゾルは糖質コルチコイドの一種で,魚類では鉱質コルチコイドの役割も果たします。

 ◎コルチゾルを与えて体色が黒くなるのであれば,ストレスで黒くなるといえそうです。

 


 ◎コルチゾルは,魚類が生活するうえでは,マイナスの働くホルモンですが,短期間のストレスに対しては良い作用を起こすと考えられます。

◎敵に襲われている緊急時に,わざわざ増加させないで良いようなことをコルチゾルを分泌して抑制していると考えられます。

ストレス?コルチゾルの分泌

   食欲減少?成長が抑制

   免疫系も抑制?病気にかかりやすくなる

 教えていただいたことは,私たちのウナギの死亡率を減らすためにも役立てることができます。

 


 このサンプルは,田川先生にお持ちいただいたカレイの変異体です。上が白い個体,左カレイ,下が黒い個体や,黒く変色した個体です。

お忙しい時期にわざわざ柳川にお越しいただき,田川先生ありがとうございました。

 

なお,この企画には,笹川平和財団海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成金を使わせていただいています。

 

 

 

 


福岡県立伝習館高等学校〒832-0045福岡県柳川市本町142
Tel:0944-73-3116 Fax:0944-73-6496
福岡県立伝習館高等学校
〒832-0045福岡県柳川市本町142
Tel:0944-73-3116  Fax:0944-73-6496
Copyright(C) Denshukan All rights reserved