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【新着一覧】

2018年9月10日
高文連 筑後地区美術・工芸展において特選受賞

2018年8月31日
芸術部(美術) 高文連県実技講習会に参加

2018年8月19日
書道部「書のパフォーマンス」イベント出演

2018年8月18日
生物班は,ニホンウナギ稚魚197尾放流!放流の様子はNHKで8月19日,放送!新着

2018年8月2日
平成30年度 高文連演劇部門筑後地区夏期ゼミナール

2018年6月26日
生物部「第20回日本水大賞」の文部科学大臣賞を受賞しました

2018年6月7日
「絶滅危惧種ニホンウナギを食べて命の繋がりを実感する会」を今年もやりました

2018年5月31日
日本文化部茶華道部門

2018年5月27日
生物部 福岡女子大の竹内亮先生と女子の学生さんとのワークショップを行いました

2018年5月12日
生物部 京都大学の田川正朋先生からウナギ稚魚の生態実験の指導を受けました

2018年5月5日
演劇部3年生引退公演

2018年4月25日
弁論・放送部 松浦さんを全校生徒が壮行会で激励!!

2018年4月21日
やながわ有明海水族館一日館長を生物部が務めた~館長小宮君のもとでの修業~

2018年4月15日
生物部「アサリ収穫祭」有明の本物のアサリを獲って味わう

2018年4月12日
茶華道部門 新入生歓迎のお茶会

2018年4月7日
「高校生のための森里海連環学入門」京都大学名誉教授田中克先生の講義

2018年4月4日
柳川有明海水族館セミナーに生物部が参加

2018年3月28日
平成30年度日本水産学会春季大会高校生発表で生物部が奨励賞を受賞

2018年3月27日
第20回 日本水大賞 文部科学大臣賞を生物部が受賞

2018年3月22日
茶華道部 謝恩のお茶会

2018年8月18日

生物班は,ニホンウナギ稚魚197尾放流!放流の様子はNHKで8月19日,放送!新着

 平成30年1月から6月までに矢部川流域で特別採捕したシラスウナギ898尾のうち,0.5g以上に育った197尾を柳川市立図書館(あめんぼセンター)前の柳川掘割に放流しました。

 ニホンウナギの産卵がマリアナ海溝周辺の海域で行われていることを半世紀以上の研究者のたゆみない努力で明らかになったことは記憶に新しいことですが,私たちは,放流したニホンウナギに生まれ故郷のマリアナ海溝に帰ってもらい,産卵してほしいという想いを込めて放流しています。

 今までもニホンウナギ成魚の放流は色々な場所で行われていますが,ニホンウナギが日本や韓国などで育ち,どのようにしてマリアナ海溝まで行っているのかまだわかっていません。また,養殖されたニホンウナギにはマリアナ海溝周辺のウナギの故郷まで帰る能力があるのか疑問を持っている研究者もたくさんいます。

 ですから,私たちはできるだけ若いニホンウナギ稚魚を柳川掘割に放流しています。

 放流前には全個体の湿重量,全長,肛門長を測定し,0.5g以上の放流予定個体には鉄製の太さ0.2mm,長さ2mmのワイヤータグを腹腔内に挿入して,私たちが放流した個体と分かるようにして放流します。ワイヤータグの装着場面は8月10日朝日新聞の筑後版で記事にしていただいています。

 

平成30年度特別採捕シラスウナギ個体数:898尾

8月まで生き残ったウナギ稚魚個体数:738尾

8月に0.5g以上に成長し,8月18日に放流する個体:197尾

8月に0.5g未満で継続飼育する個体:541尾

 

 以上のデータより,2017年の死亡率が40%であったことに対して,今年の死亡率は18%と死亡率が極端に低くなっています。これは,今年4月から水槽の底質環境を自然の砂と落葉を入れたことで死亡率が低下したものと考えています。底質の環境実験についてデータがまとまり次第報告します。もう少しお待ちください。

 

 放流直前にあめんぼセンター前に設置している石倉かごをねぐらとして使っている水生生物のモニタリングを行いました。モニタリングでは1m四方のグラスファイバーのかごに入った石を取り出す作業を行うときに人手が必要なのですが,SPERA森里海・時代を拓くの待鳥さん,帝京ロンドン学園の川﨑君,卒業生の松延君が手伝ってくれました。

  私たちが苦戦しているところを見かねて児童文学作家の阿部夏丸さんが,掘りにドボンッと飛び込み手伝ってくれました。阿部さんは,「おーっつ,ニュルッとするものが手にあたったぞー」と,とても楽しそうに作業していただきました。きつい作業ですが,ウナギが入っていないかという期待もありとても楽しく作業ができました。

 

 阿部夏丸さんは写真中央で帽子をかぶっていらっしゃいます。

阿部さんに,「だんだん堀に入る生徒が少なくなりました。」といったら,「小さい頃堀で遊んでないんじゃないでしょうか。こんなに楽しいのに。」と,おっしゃいました。夏丸さんの話を聞いていると,子供たちが自然の中で遊ぶことが少なくなったことによって,犯罪の増加や公共心の欠如など様々な問題がこれから起こってくる可能性があるな,と,考えました。 

 夏丸さんは8月19日のシンポジウムで基調講演をしていただきます。1日来柳を早めていただき,私たちの取り組みに参加していただきました。


モニタリングでは,私たちが放流したウナギが再捕獲できることを期待していましたが,2基の石倉かごにはオヤニラミ,ムギツク,モツゴ,ドンコなどの掘割の魚類が捕獲できました。


これが新しく設置した石倉かごです。


小さいですが,オヤニラミです。


放流するニホンウナギの稚魚です。

放流は近くの子供たちと一緒に行います。

8月18日の放流では,柳川市副市長の酒見勇次さんが母校の後輩たちを激励してくださいました。酒見副市長にも放流していただきました。


沢山の子供たちと一緒に放流しました。

東京から来ていただいたパルシステムの秋山さんも,子供たちを集めてくれました。現在使っている石倉かごはパルシステムから寄付していただいています。

放流の様子は,NHK九州で8月19日朝6:56分~,7:46~2回放送されました。

九州大学農学部の望岡典隆先生,京都大学名誉教授の田中克先生,いのちのたび博物館の日比野さん,阿部夏丸さん,酒見副市長様,多くの参加者のおかげでとても楽しい放流になりました。

今回放流した197尾は柳川掘割で5年から15年育ち,また故郷のマリアナ海溝周辺海域に戻って産卵してくれることを祈っています。

私たちの研究は,笹川平和財団海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成を受けています。


 

 

 

 


福岡県立伝習館高等学校
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